皆さんは、やめたいけどやめられない習慣をお持ちだろうか。
例えば、タバコや、過剰な食事、ダラダラ過ごす、勉強したいがゲームしちゃうなどなど。
このような悪い習慣というのは、
正しい知識をもって行動すれば断ち切ることができるのである。
人間の習慣行動というのは、1日のうち半分を占めている。
つまり、1日のうち半分も無意識で行動をしていることになる。
ということは、やめようと意思を使ったとしても、無意識下で知らず知らずにうちに悪い行動をしていることになる。
逆に言うとこの無意識下の行動を意のままにコントロールできるようになれば夢や目標の達成もイージーになる。
そんな悪い習慣をどうやって改善するのかを解説していく。
目次
1:悪い習慣を変えるには難しい?
2:悪い習慣の入れ替え方
3:まとめ
1:悪い習慣を変えるには難しい?
まず、原則としてやっていけないことがある。
それは、”悪い習慣を禁止する”ということである。
え?悪い習慣を禁止せずに、どうやって断ち切るの?
と思うかもしれない。
答えはシンプルである。
他の何かに置き換えるのである。
なぜ禁止はダメかというと、
悪い習慣(タバコや必要以上な食事など)をやめようと思った人が、
逆に2倍ほど悪い方向に進んで行ったことがわかったためである。
つまり、禁止するほど、目標達成から遠のくということ。
こんな実験がある。
食べ物に関して一日に何回の意思決定をしていますか?と、
被験者に質問するもの。
アンケートの回答では、14回であったが、
実際は226回も意思決定していることがわかった。
何が言いたいのかと言うと、
自分の意思によって制御できる範囲はごくわずかであるということ。
ほぼ無意識での習慣によって行動してしまっているので、
今回の例ではダイエットしようとしても無意識の習慣が邪魔をして達成できなくなってしまうというカラクリ。
いかに自分の意思によって変えられないものかわかっていいただけただろうか。
そのため、辞めたい悪い習慣を断ち切るためには、
良い習慣にスイッチングしてしまうと良い。
結果的に悪い習慣を発動しなくて済むようになる。
2:悪い習慣の入れ替え方
まず、自分の悪い習慣に気がつくこと。
必ず悪い習慣を実行するきっかけがあるはずだ。
例えば、タバコを吸う悪い習慣を断ち切りたいのであれば、
どういうタイミングでタバコを吸いたくなるのかを観察する。
昼ごはん食べた後なのか、
会議後なのか、
何か他の事を完了させた後なのか。
きっかけに気がつくことができたら、
そのタイミングで良い習慣をするようにスイッチングする。
良い習慣は、悪い習慣と同時にできない「習慣逆転法」を使うと良い。
タバコを断ち切るのなら、上記のタイミングで
ガムを噛むなどの習慣にスイッチングしてしまう。
他には、とりあえずビールではなく、
とりあえず緑茶にする。なども有効だろう。
10週間の実験で、習慣逆転法を使った群とそうでない群を比較したところ、
18.5%→52.5%に達成率が上昇することがわかっている。
なので、何かを習慣をスイッチングするなら、習慣逆転法を使うと良いだろう。
なお、この習慣逆転法は、66日以上継続したくらいから、
自分の習慣として定着してくる。
つまり、無意識での行動になるのである。
是非、良い習慣が無意識行動になるまで習慣逆転法でスイッチングしてみよう。
予めOOをするときはXXをするなどの
チェックリストを作っておくのもGoodだ。
3:まとめ
習慣を断ち切るためには、禁止するのではなく、良い習慣にスイッチングする。
また良い習慣にスイッチングする際は、悪い習慣ができないようなものに選ぶと達成率がグンと上がる。
習慣スイッチングリストを作成し、最低でも66日は継続してみよう。
そうすれば、良い習慣は、確固たるものになるはず。
これで夢や目標達成はかなり近づくはずだ。
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