先延ばしをしてしまう要因として性格がかなりの割合を占めることがわかってる。
時間は有限。時間を無駄にしないように先延ばし対策をしていこう。
事前にビックファイブの性格診断と理解度が深まります。
目次
1:性格のビックファイブ
2:性格と先延ばしの関係
3:誠実性と先延ばしの関係
4:先延ばしと無関係な要因
5:明確な相関があるもの
6:最後に
1:性格のビックファイブ
性格の特性として5つの要素がある。
・開放性 新しいことにチャレンジする性格
・協調性 みんなと合わせるか
・外向性 初対面の人でも会話ができるか
・メンタルの強さ
・誠実生 真面目な人。コツコツ積み上げていく人
2:性格と先延ばしの関係
1に近ければ正に強い相関あり。
-1に近ければ負に近い相関あり。
先に結果から示すと以下となる。
開放性 → 0.03 全く相関なし。
協調性 → -0.12 ほぼ相関なし
外向性 → -0.12 ほぼ相関なし
メンタルの強さ → 0.24 やや相関あり
誠実生 → -0.62 強い相関あり
ここからわかることは、
メンタルが弱い人と、誠実性がない人は、先延ばしをするということ。
先延ばしとは直接的には関係はないが、
パートナーや友達と付き合う際に誠実性が高い人を選ぶと、
成功しやすいというデータがある。
メンタルが弱くて、誠実性が高い人はラッキーかも。
やるべきことを準備してコツコツ進めていくと、
着実に成果がでると言われている。
3:誠実性と先延ばしの関係
誠実性の要素が先延ばしに大きく影響していることはわかったと思う。
その誠実性の中でも更にどの側面が影響しているのかをブレイクダウンしていく。
「衝動性」
相関係数は0.41
衝動性が高い人は計画的に行動ができない。
また、目の前のやりたいことを最優先にしてしまうため、
本来やるべきことをできない傾向が強い。つまり先延ばしをするということ。
「セルフコントロール能力」
相関係数は、-0.58
自分をコントロールする能力。
これは、運動や瞑想で鍛えることができる。
人は他人の目があるとセルフコントロール能力が上がるという。
例えば、鏡に写った自分の姿を見ると上がったりもする。
ダミーの防犯カメラでもセルフコントロール能力上がる。
もしチャレンジするのであれば、自分の状況をYoutubeライブ中継して、
身内の人に公開してしまうという方法もある。
否が応でもセルフコントロール能力は上がるだろう。
「周囲環境の反応のしやすさ」
相関係数は、0.45
環境によって先延ばしするかも大きく左右する。
やるべきことしかできない環境に身を置くという手段も有効だろう。たとばスタバで勉強するなど。
4:先延ばしと無関係な要因
一見、先延ばしと関係がありそうだが、ほとんど関係がない要素を紹介する。
「やる気」
やる気があっても先延ばしはやめられない
「ポジディブ思考」 相関係数-0.1
ポジティブに生きていても先延ばしはする。
「知性」相関係数 0.03
頭が良くても先延ばしはするという事実。
「能力の高さ」相関係数 0.03
能力が高い人間でも先延ばしもする。
「ネガティブ、反芻思考」相関係数0.17
ネガティブだろうと実は先延ばしと関係がない。
5:明確な相関があるもの
「自尊心」相関係数は-0.27
「自己効力感」相関係数-0.38
やればできる感覚や、やったらやっただけ成果が出るという感覚。
この感覚を身につけるためにも、
コツコツ小さいことでもいいから成功を積み上げていくこと。
また、やったことに対してフィードバックを意識とより効果的。
フィードバックに関しても、勉強が進んだ!
だけでなく、何をして進んだのか?+数字で結果を見えるようにしよう。
そのためにもただやるだけでなく、常に試行錯誤や工夫をすること。
なんだかよくわからないけど、うまく行っただと、
自己効力感は生まれない。せっかくうまくいこうと頑張っているなら、しっかりと見える化しておこう。
「セルフ・ハンディキャッピング」相関係数0.46
あえて自分にいいわけを作っていないだろうか?
例えば明日が試験なのに急に家の掃除をしだす。
これは危険。
予め失敗する理由を作るという行為をしてしまっているから。
こういう行為をするとめちゃくちゃ先延ばしをします。
自分がもし失敗する前にこのような行為をしようとしてしまったら、本当に自分は成功をしたいのか?と一度見つめ直してみよう。
それでも掃除するなら、その程度の達成意欲かもしれない。
「モチベーション」 相関係数0.26
「内発的動機づけ」 相関係数0.26
自分の内側からやりたいと思えること。
自分のやりたいことに当てはめると良い。
ちなみに、外発的動機づけはやりたいことを対象とするほうがうまくいく。
自分に合うかどうかは人それぞれである。
自分に合うもとを見つけて試して、良いと思うなら、愚直に試し続けてみると良い。
6:最後に
大体の人は、目の前のことに価値を見いだせなくて先延ばしをする。
また目の前にあるものの価値を高く感じ、遠くにあるものの価値を低く見積もる傾向がある。
期限ギリギリになり、切羽詰まると急に取り掛かるのもそういった原理だ。
セルフコントロール能力を高めるために、まずは、瞑想と運動をやってみよう。
失敗への恐怖は持つべきではない。
むしろ挑戦し、失敗しないことを恥じるべきだ。
かの有名なサラブレイクリ氏は、
たった5000ドルから起業し、10億ドルまでの起業家へと成長した。この背景にあったのは、挑戦し失敗をしたからである。
たくさん貯金ができてから、だとか、
今はまだ早いだとかで躊躇しているならもったいない。
早く行動したほうが、痛手も少ない。
例えば家庭も持って、からとなると失敗した時には、
失うものが多すぎる。
そのためにも挑戦するなら早いほうが絶対良い。