諦めることと聞いて、皆さんはどう思うだろうか?
みっともない。ただの逃げだ。など思うのではないでしょうか?
実は諦める技術というのは、物事を成功させるために必要な技術なのです。
諦める技術(=ラディカルアクセプタンス)というのは、
「自分の能力の現実を受け入れ、次に進む力を生み出す力」なのです。
逆に諦められない人というのは、
変えられないものを無理に変えようとし、
無駄な時間と労力を費やしてしまっている状態である。
いわば執着している状態である。
今回は、この諦める技術を身に付け、推進力を高める方法について解説します。
目次
1:現状を受け入れる
2:苦悩耐性をつける
3:対人スキルをつける
4:まとめ
1:現状を受け入れる
現状を受け入れる方法としてもっとも有効な手段は、
マインドフルネスである。
マインドフルネスはこのブログ内でもなんども紹介しているので、
基本的な部分は省略させてもらう。
諦める力に特化した効果的なマインドフルネスは、
・観察
・説明
・参加
・非断定
の4つである。
一つずつ説明していく。
観察
自分を客観的にメタ認知できるようにする。
具体的には自分の感情と体験を人ごとのように感じられるようになるのがベストだ。
壁に張り付いているハエが自分を見ているかのようにすると良いだろう。
説明
周りの出来事や体験を、言語化する。
例)
体がポカポカしている
なんだかイライラしている
など
これにより条件反射で行動をしてしまうことを防げる。
参加
自分の行動に注意を向ける。
この観察→説明→参加の流れによって
状況を冷静に判断し、
感情的に行動してしまうことを防ぎ
常に行動の良し悪しを判断できるようになる。
非断定
物事を白黒で判断しない方法である。
疲れているからといって、まったく動けないことはないだろう。
疲れ度は60%かもしれない。
要は、白黒で物事を判断して決めつけないことがもっとも重要である。
2:苦悩耐性をつける
自分が苦悩の状態になった時に有効な手段を示す。
・自分が楽しめる活動をする
・誰かのために何か行動をしてみる
・自分より苦しんでいる人を見る
・映画などをみて感動する
・バンジージャンプなど刺激的な行動をしてみる
全部する必要はないが、
苦悩になっているときは上記、行動をすることによって、
ネガティブな反芻思考をはねのけることができる。
3:対人スキルをつける
もっとも有効なのは自尊心を高めること。
自分の価値を低く見ている人は、感情が不安定になりやすい。
また決断力も低下するので、不要な人間関係を断つ決断もできない。
しかもいろんなものにしがみつく傾向がある。
自尊心が低い人に有効なものは、
・相手は自分の人格を責めている訳ではないと言う事実
・自分の感情を表現できるようにする
・行動してもらうときはメリットを伝える
・会話にマインドフルになる
・態度で自信があるように振る舞う
・利害関係が一致しない場合は落とし所を見つけるようにする
である。
良い人間関係をキープするためには
・信頼している人を除き、批判はしない
・相手が話していることに興味を持つ
・理解共感を示す
・肩の力を抜く、リラックスして話す
自尊心を保つためには
・相手を公平に扱う。絶対に見下さない
・自分だけが悪くないときはすぐに謝らない。自分の落ち度があるところを部分的に謝る。
・自分が絶対に譲れない部分を持つ
・自分の感情に嘘をつかない
4:まとめ
諦める技術を習得して、推進力を高めるためには、
・自分を客観視できる力を持つ
・苦悩耐性をつける
・対人スキルをつける
が効果的である。
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