何か物事に取り組むときや、読書や、資格勉強などなど
なかなか思うように進まなくて苦労する人はいないだろうか。
なんとあることをすると記憶力と記憶力を跳ね上げることがわかっている。
目次
1:記憶力と集中力を高める方法
2:まとめ
1:記憶力と集中力を高める方法
「知っていることを書き出す」
意外に思うかも知れないが、
本を読む前に、知っていることを書き出すことをすることによって、
記憶力は上がる。
何故かと言うと、まっさらな状態で新たに知識を覚えるよりも、
既存の知識を再確認し、既存の知識を新たに覚える知識を紐付けるすることによって、記憶力が高まるからである。
なので、まずは本の表紙や、略歴、目次から知っていることを書き出そう。
これが脳の準備体操。
更に休憩する際には、覚えたことと、既存の知識で似ているところはないかな〜と一度負荷をかけることで更に記憶力が高まる。
「作業前に自分の興味あることに触れる」
言葉の通り、作業前に自分が興味があることにふれることで
集中力と記憶力が上がる。
何故かと言うと、興味のあることにふれることで好奇心がかきたてられ、
情報をインプットするモードになるためである。
好奇心で反応する脳の報酬部分が活性化することと、そのご近所さんの海馬も
一緒に刺激されることから、生じているものである。
興味のあることは、その後行うものと全く異なるジャンルのものでも構わない。
理想としては、興味のあることは、
あまり時間をかけないもので、能動的に得られるものの方がより良い。
「学習10分前に自分の好きな音楽を聞く」
作業中の音楽は集中力を下げてしまうことがわかっている。
ある実験が行われた。学習しその結果を測定する実験で3つの群に分けられた。
1つは、無音で学習したグループ
2つは、嫌いな音楽がかかった状態で学習したグループ
3つは、好きな音楽がかかった状態で学習したグループ
結果は、2,3が1の結果の50%しか成果が出ていなかった。
つまり、音楽をかけながらの学習は、
集中力と記憶力を下げてしまうことがわかる。
実際に音楽をかけてしまうことで、無意識でも
本来学習に割くべきリソースを使ってしまっている。
ただ、そうは言っても、
音楽聞いたほうが学習できた!と思う人はいるかも知れない。
それは音楽をかけることによって気分が向上したことによる錯覚が原因である。
結果を自身で比較してもらえれば明確であるが、必ずパフォーマンスは落ちている。
これらをふまえて、音楽の正しい使い方は、
学習の10分前に音楽を聞くということ。
これにより、気分が改善され、学習意欲が上がる。
学習は無音で行う。
ちなみに、この10分前の音楽と無音学習の落差があればあるほど、
効果は顕著になるので、音楽の部分は激しくテンションを上げると良いだろう。
落差をつけるという意味で、無音部分を完全無音にするのもありだろう。
ノイズキャンセリングヘッドフォンの使用で実現はできる。
補足だが、考え事、アイディアを出したいなら、
無音にせず、あえて雑音を入れて、集中力を分散したほうが良い。
また、無音は自然音BGMでもOKである。
「体内時計を認識する」
人は3タイプのどれかに所属する。
朝型:〜12時
昼型:12〜17時
夜型:17時〜
人によって、最高のパフォーマンスが出るタイミングは
遺伝子レベルで異なる。
色々と試してみて、最高に集中できるタイミングを見つけ、
以降は集中的に同じ時間帯で学習すると、高いパフォーマンスを出し続けることができるだろう。
2:まとめ
集中力と記憶力を2倍にするためには、
「知っていることを書き出す」
「作業前に自分の興味のあることに触れる」
「音楽は学習10分前に聞く」
「体内時計を認識する」
これを実践すれば良い。